最初の 10 件がいちばん難しい理由
クチコミゼロのページでは、書く人が全員「一番手」になります。他人の投稿がないと「ここに書き込むのは自分だけでは」とためらいます。十数件を超えると、クチコミを書くことが「みんなに合わせる」行為に変わり、難易度は一気に下がります。
もう一層あります。Google は作りたてのプロフィールに対してより慎重です。新しいプロフィールに急に流入があると、同じ流入でも古いプロフィールよりずっと高い確率でクチコミ工場と判定されます。つまり新規店にとって最悪の手は、多くの店主が真っ先に取る手 — 初週に一気に集める、なのです。
初週:導線を整える
初日からあちこちで頼み始めないでください。まず一週間かけて「書きたいと思ったお客様がすぐに場所を見つけられる」状態を作ります。そのあとの一回一回の成功率が変わります。
- Google ビジネス プロフィールが埋まっているか確認する。カテゴリ、営業時間、電話、写真は最低 10 枚。中途半端なページでは、お客様はクチコミのボタンを探そうともしません。
- クチコミリンクと QR コードを作る。Google クチコミリンク生成でリンクを、Google クチコミ QR コード作成で画像を。
- 3 つ印刷する:レジ横スタンド、レシート末尾、袋に貼るシール。3 か所は 3 種類のお客様に対応します — 目の前にいる人、持ち帰る人、家で思い出す人。
- リンクをメール署名と SMS テンプレートに入れる。費用ゼロで、ずっと効きます。
- ひと言だけ練習する。スタッフに必要なのは「今日よろしければ、30 秒ほどで Google にひと言いただけませんか」だけ。台本はこれで足ります。
90 日のペース表
目的は速さではなく途切れない安定です。以下のペースは、Google の異常検知に引っかからないところから逆算しています。
| 期間 | 週あたり目標 | 重点 |
|---|
| 1〜2 週目 | 1〜2 件 | 親しい常連と、明らかに満足している方だけ。最初のまとまりは件数より「文章としてまとも」であることが大事。 |
| 3〜6 週目 | 2〜3 件 | レジ横の QR が効き始めます。1 日 2〜3 人に声をかけ、1 人書いてくれれば十分。 |
| 7〜12 週目 | 3〜4 件 | スタッフが声かけに慣れます。その日に対応したお客様への SMS フォローを開始。 |
| 13 週目 | 累計 ≈ 35〜45 件 | 評価が安定し、ページがローカル検索に出始めます。 |
遅く見えますが、3 か月後の一斉削除で振り出しに戻らない唯一の道でもあります。1 か月で 50 件に駆け上がった店は、6 か月目あたりでGoogle クチコミが急に減った、何が起きたのかのを見ることになります。
書いてくれる人・書かない人
- 困りごとを解決してもらったばかりの人。直った、片づいた、無理を聞いてもらった — この瞬間の意欲がいちばん高く、単に「サービスが良かった」を大きく上回ります。
- 名前で呼ばれた人。いつもの注文を覚えていてもらえた人は、通りすがりの何倍も書いてくれます。
- 質問して、きちんと答えてもらった人。すでに本物のやり取りを一度しています。
- 友人を連れて再来店した人。すでに勧めてくれています。書いていないだけです。
- 買ってすぐ出ていく人。不満なのではなく、関係ができていないだけ。ここで声かけを使わないこと。
- 苦情を言ってきて、なだめたばかりの人。いま最もしたくないのが公に褒めることです。次に自分から来店するまで待ちましょう。
- 会ったことのないオンライン注文の人。頼んでも構いませんが、メールか SMS 経由になり、成功率はかなり下がります。
新規プロフィールを台無しにする 3 つ
- 開業当日に連絡先全員へ一斉送信。3 日で 30 件は、新規プロフィールの典型的な死に方です。大半は表示されず、しかも記録はプロフィールに残ります。
- 満足していそうな人にだけリンクを渡す。これはクチコミの選別(ゲーティング)で、Google が明確に禁止しており、発覚するとプロフィールに措置が入ります。線引きの正確な位置はクチコミと引き換えに割引や景品を渡してよいかをご覧ください。
- 最初に家族や友人で「数を作る」。同じ WiFi、数台の端末、互いに知り合いのアカウント — 最も見つけやすいパターンの一つです。しかも消えるときは、隣の本物まで巻き込みます。
50 件を超えたら
50 件は分かれ目です。評価が固まり、1 件が点数に与える影響は小さくなります。重点は「件数」から「新しさ」へ移ります — ローカル検索では、合計が 50 件か 80 件かより、直近 3 か月にクチコミがあるかどうかのほうが効きます。ペースは止めず、しかし週に 2〜3 件で十分です。
この段階からは別の 2 つが効いてきます。Google クチコミへの返信:そのまま使える 10 のテンプレート(返信は検索にも、次のお客様にも見られます)と、Google マップで順位を上げる手順です。クチコミは順位の一部であって全部ではありません。声のかけ方とタイミングそのものはお客様に Google のクチコミを頼む方法に書いてあります。